テーマ:脳卒中に学ぶ Learn from Stroke

会長挨拶

第42回日本脳卒中学会学術集会
会長 峰松 一夫
(国立循環器病研究センター)

会長:峰松一夫

副会長 井林 雪郎
(特定医療法人 誠愛リハビリテーション病院)
副会長 坂井 信幸
(神戸市立医療センター中央市民病院 脳神経外科)
副会長 佐々木 真理
(岩手医科大学 医歯薬総合研究所)

このたび、第42回日本脳卒中学会学術集会を大阪の地で開催させていただくことになりました。今回も、日本脳卒中の外科学会(塩川芳昭会長)とスパズム・シンポジウム(森健太郎会長)との合同で「STROKE 2017」として開催します。

少子超高齢社会、人口減少社会が到来したわが国において、脳卒中は社会的インパクトが最も高く、克服すべき課題の多い疾患であり続けています。私たちは、「脳卒中に学ぶ」気持ちで、それぞれの医師、医学研究者人生を歩み始め、能力を振り絞って、脳卒中の究明と制圧に務めてきたつもりです。事実、この間の診断、治療 技術の進歩は目覚ましく、分野によっては革命的ともいえる発展を遂げました。しかし、それはまだ一部分にすぎず、患者数はなお膨大であり、後遺症に苦しむ患者・家族は後を絶ちません。広大な未開の地が残され、「脳卒中に学ぶ」べき時代はまだ続いているのです。そこで今回の「STROKE 2017」の統一テーマを、「脳卒中に学ぶ Learn from Stroke」としました。

私どもの所属する国立循環器病研究センター(以下、国循)は、今年で創立40周年と、記念の年を迎えます。恩師の尾前照雄(1991年)、山口武典(2001年)に続く、国循3人目の本学会会長を務めることができるのは、医者人生の大半、38年間を国循で過ごした自分にとって、光栄以外の何ものでもありません。初心に帰り、「脳卒中に学ぶ」気持ちで、プログラムを考えました。

その結果、本学術集会では、会長講演、文化講演、招待講演(海外より10名)に加え、関連学会・団体との合同シンポジウム(10テーマ、うち1つは遠隔合同シンポジウム)、指定シンポジウム(9)、特別企画(2)、コメディカル向け企画(3)、教育講演(39)、Late Breaking Science Session、一般演題(口演、ポスター)、共催セミナーなど多彩なプログラムを準備することができました。私が特に力を入れた企画は、3日目午後の3学会合同シンポジウム「脳卒中医療の制度、政策」です。その露払いとして「会長講演」をさせていただきます。

言うまでもなく本学術集会の準備には、2学会の会長、3人の副会長、プログラム委員、準備委員を含む多くの皆様のご協力をいただきました。座長、あるいは指定演者などをお引き受けいただいた皆様にも厚くお礼申し上げます。おかげで、脳卒中学会単体分だけで1,600題近い演題が集まりました。STROKE 2017全体では2,400題以上と、これまでで最多の演題数となる見込みです。また今回から、「学会賞(口演、ポスター)」も新しく始まります。学会第4日目の市民公開講座の企画も力を込めました。ぜひお楽しみください。

本学術集会が、脳卒中を取り巻く諸課題の解決の糸口となることを切に祈っています。

このページのトップへ